アゼルバイジャンパビリオン 穴場カフェあり
静けさの森を抜けて、アゼルバイジャンパビリオンへ。
ここも比較的空いていたので、吸い込まれるように中へ案内される。
ここで気づいた。
夜のパビリオンは幻想的で美しい。
アゼルパイジャンパビリオンが神々しくライトアップされていた。

7つのアーチをくぐり抜け、中に入ると縦カーテンのような仕切りに360度の映像が。
石油や天然ガス、旧市街の映像が煌びやかに映し出されている。
映像の切れ目がよく分からなかったので、自分のペースで進んでいく。
進んだ先は直線廊下。
織物や衣装、楽器、置物等が両側ずらりと展示されていた。
そしてお土産ブース、すぐに出口だ。
お土産ブース手前にはレストラン階に続く階段があったが、軽食のようなメニューがたくさん。
入り口が分かりにくくなっていたので、休憩にはもってこいな穴場だと思う。
モナコパビリオン バリアフリーな望遠鏡

やはり夜は空いている。
またまた流れるようにモナコパビリオンへ。
私の中では、モナコといえばF1。
綺麗な街並みを爽快に走り抜ける印象が強いが、F1感は一切なかった。

1階では手を入れると動きに合わせて、映像が動く仕掛けが。
入れたら花火が上がるので、テンションが上がり、2人でわしゃわしゃと手を繰り返し入れて楽しんだ。
エレベーターで2階へ。
エレベーターは一般的な車椅子1台が横向きで入るスペースしかなく、出入りが難しかったので、大きい車椅子の方はスタッフに確認した方がいい。
2階に上がると望遠鏡が2台。
さすがに車椅子で望遠鏡を覗くことはできないので、
「無理そうやから(夫が覗くのを)待ってようか。」と「おばあ」に声をかけたところ、スタッフの方が望遠鏡を調整し始めた。
なんと!!!
高さ自由自在のバリアフリーな望遠鏡だったのだ!

満面の笑みの「おばあ」を見て、こちらも嬉しくなる。
「おばあ」も自分は覗くことはできないと諦めていたから尚更嬉しかったのだろう。
望遠鏡に手が届く前に既に腕が上がっていた。

展望台によくある100円を入れて覗く望遠鏡と同じ感覚で、自分でいろんな方向や角度を合わせてモナコの景色を見るため、感覚的にしっくりきたようだ。
喜んでいたとはいえ、数十秒で飽きるかと思ったが、覗き込んだまま数分離さない。
持ち時間みっちり私の分も「おばあ」に覗いてもらった。
ちゃっかり夫は知らぬ間に望遠鏡を覗いてたようだが(苦笑)
間違いなく「おばあ」のお気に入りは「モナコパビリオンの望遠鏡」だろう。

エレベーターを降りると、経路は外へ。
植物が植えてあり、小さなお庭になっていて、少し休めそうな空間だった。
お庭を抜け、次の部屋へ。
海の環境保全の展示やモニターが。

外には木でできた展示物も。
ミツバチのことが書かれていたので、木と相性抜群で可愛らしく癒された。
一度外に出るという経路も新鮮で楽しむことができた。
トルコパビリオン 細部の作り込みに感激

入館すぐにトルコと日本の象徴。
大きな三日月と太陽が。
友好関係が深いことが一目で分かるモニュメント。
正直なところ、歴史的な話は後から知ったけれど、
知識を深めてからもう一度訪れると更に楽しめるんだろうと感じた。
万博。半年で終わるなんて言わないでほしい。
奥にはエルトゥールル号も見える。
エルトゥールル号の中がお土産ブースになっており、細部まで作り込まれた繊細なパビリオン。
どこを見ても楽しむことができた。

車椅子の操縦は難しい。
私は自動車もペーパードライバーだ。家の周りの知った道でしか運転はしない。
車椅子も自動車と同じで車間距離が難しい。
私は車間距離は取りたいタイプ。
でも車間が空きすぎると車が入ってくる。
入ってきても全く問題ないのだが、入るには少し狭いため、入られるとキツキツの車間になってしまうので、余計に危険だとよく夫に怒られる。
車椅子の場合、前部分は足を乗せるステップがあるため、その分飛び出している。
何かに並ぶ時は前の人にぶつからないように少し距離を開けるようにしていた。
そうならないように気をつけていたことがトルコパビリオンで起こってしまったのかもしれない。
かもしれないと言うのは、こちらには自覚がなかったためだ。
お土産ブースにはランプやアクセサリー、食器、置物等、キラキラしたものがたくさん。
見ているだけで楽しめる空間で、思わず足を止めてゆっくりと見てしまうため、混雑していた。
また、お土産ブースへの入口と出口の導線が同じことも余計に混みあってしまうのかもしれない。
混雑の中、お土産ブースから外に出るために並んでいる人の列に少し空間を空けて、並んでいた。
その少し空いた空間に海外の男性の方がスッと入ってきた。
急いでいるだろうと、特に気に留めていなかったのだが、列が一歩進んで、もう一歩進んだところで、その男性が急に振り向き、「おばあ」を睨みつけている。
睨んだまま屈むように「おばあ」に顔を近づけるものだから、私が声を掛けようとした瞬間、外に走って行った。
ぶつけた感覚は無かった。
「おばあ」も「当たってない。」と話すが、車椅子のステップから「おばあ」の足は出ているので、ぶつけた可能性がある。
ぶつけてしまったかな?と思い返していたところ、
携帯カメラをこちらに向けてさっきの男性が走ってきた。
ドキッとした瞬間、お土産ブースの外で待っていた夫が間に入ってくれたので、そのまま勢いでパビリオンを出た。
すぐさま、夫に状況を伝えたところ、夫も危険を感じたようで間に入ったようだった。
幸いにもトラブルにならずよかったが、走ってくる程なのでぶつけていた可能性が高い。
車椅子の前方確認はより念入りにしようと心から思った。
申し訳ございませんでした。
次回、タイパビリオンへ。
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